本当はそこに「無意識の思い入れ」があったのです。その無意識の思い入れが作用して、様々な症状が出ていた訳ですね。例えば大人になって、親元を離れてから食べるカレーライスなんかは、そんな思い入れがありそうです。仕事に行って昼食にいただくカレーライスは、私の場合だと受験生時代に「頑張ろう」と頂いたのを思い出しました。ところが違う人もいます。恋人に振られた後、カレーライスを食べていた人です。そんな人にとって、カレーライスは失恋の味になってしまいます。なので、カレーライスは避けるかも知れません。そこでアレルギーの事に戻ります。アレルギーとは思い出、それもイヤな思い出が無意識に出てくるキッカケとなるモノなのです。例えばカレーライスの場合。失恋して、そのままの気分でカレーライスを味わった場合を考えてみます。失恋して「残念」と考えながら、カレーライスを食べます。すると体は、「残念=ニンジン」と思い込むことがあるのです。カレーライスの中に、ニンジン入ってますよね?人によってはお肉の事もあるし、お米の方も、他の野菜やスパイスの事もありますが、「残念=◯◯」の様な図式が出来上がる事があるのです。なぜこんな事が起こるのか?それは「単なる勘違い」というのが正解なのですが、そのストレス(ここでは「残念」)が終わるまで、アレルギー反応は起こるというのが問題です。当館の感情療法は、アレルギーを起こす元となったストレスに作用します。今回で言う「残念」を、根本から無くしてしまうわけです。「残念」と言うストレスがなくなると、アレルギー反応は無くなり、ニンジンは無害になります。もともと無害な物を、勘違いしてストレスの象徴にしていた訳です。