「足が痛くて走れない、って言うんですよ。
明日は運動会だって言うのに・・・」
お母さんが、小学生の息子さんを連れて来館されました。
明日は運動会だっていうのに、数日前から足が痛み出し、ついに明日が本番となってしまったのです。
早速検査です。
どんな気持ちが、隠れていたのでしょうか。
調べてみると、大きな「不安」があるようです。
さらに調べると、どうやら不安の正体が見えました。
最近来た「転校生」が足の速い人で、その子が転校して来るまで自分がトップだったのが、今回は危ういわけです。
これはピンチ到来、脚も痛くなるわけですね。
気持ちを調べても「負けるかも知れない」と出ます。
「今回は危ないの?」
と本人に聞くと、
「う~ん、この足じゃ、なんか勝てないかも・・・」
と言います。
早速「まずいな、怖い、負けたらどうしよう」などの気持ちを抜き取り、「自分は人気者だ」という気持ちを入れました。
転校生が来る前の気持ちを、再認識したわけですね。
気持ちが変わると、めでたく足の痛みは消えました。
その後の結果は知りませんが、運動会を楽しめたらいいですね。