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「肩甲骨の間から首にかけての痛みが辛いんです」
40代主婦のご相談です。
昨日の昼ごろ急に背中から首にかけて痛くなり、その後は痛くて座っているのも、上を向くのも辛くなりました。
午前中は特に何をしたという覚えもないそうです。
検査をしてみると昨日の前日、つまり一昨日に激しい怒りの感情があるようです。
「そういえば一昨日の晩、小学生の息子を激しく叱りました」
その激しい怒りが背中の上部をこわばらせ、激しい痛みを作り出していたのです。
しかも午前中は大丈夫だったので、つながりが分かりにくいわけですね。
背中の痛みを出している感情と理由が分かったところで、心の調整に入ります。
心が穏やかになれば、体も楽になるというわけです。
怒りの感情は「もう、どうして言うこと聞かないの!」でした。
息子さんを「自分の言うとおりにさせたい」と言うわけです。
施術後は「なんで私、あんなに怒ってたんだろ」となりました。
完全に怒りは収まったようです。
怒りが収まると、筋肉の強張りも消えます。
背中の痛みは、激しい怒りの感情が作りだしていたのです。
夜も寝られないほど背中が痛むのは、強いストレスの存在があるせいです。
肩や首の痛みやコリなんかも、同じようなストレスの影響で起きているわけです。
体の健康は心の状態に引きこまれます。
機嫌が良いと、体も柔軟になり調子が良くなるわけですね。