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先日のお休みの時なんですが、近所を車で走っていた時のことです。
そこは川沿いの一本道なんですが、橋をわたってその道に合流する箇所に、最近になって一時停止の標識が立ちました
合流する道幅は広くはないんですけど、電柱の立っている箇所だけ対向するにしては幅が狭く、ところによっては対向車を待たなければならない道でした。

橋から合流する一時停止で止まって、広くない道路を走ってきた対向車をやり過ごすという手もあります。
ところが電柱のある箇所以外は対向できて、その待つ距離が180mもあるので、一時停止でずっと停車しているかどうかは、本人の判断ということになります。

電柱と電柱の間隔は、一般的には30?40m程度に設定されているはずですから、対抗するに十分な距離があります。
さらに180m先で待っていると、待たせるのは悪いと猛スピードで走りだす車もいるので、自分としては侵入するのが普通でした。

当時は私が一時停止から侵入する側だったのですが、相手が小型車だったこともあり、一時停止後は迷わず侵入しました。
その時、事件は起こったのです!(笑

 

私が川沿いに入り直進していくと、なんと「対向車がパッシングをしながら、わざと狭い道路の真中を突き進んでくる」じゃありませんか!
みてみると、相手は70歳くらいのおじいさんでした。

私はこのままだと通れないので、端によって停車します。
するとこのおじいさん、通り過ぎるときにわざわざ窓を開けて、「あそこ、一時停止なんやけどなぁ!」と文句を言ってくるわけですよ。
そして「自分の力で止めたこちらの車に、勝利したことを確認」しながら、わざとゆっくりと通り過ぎて行きました

私は仁川に13年ほど住んでいますが、こんな人は初めてです。
世の中、色んな人がいるもんですね。

今回の例は、「正しさの主張は、被害者意識の始まり」という事を表しています。
「私の方が正しいのにっ!!」という感じですね。
ただ私の側では「一体何が起きているのか、すぐには理解できていなかった」ので、とても驚きましたが・・・

 

つまり、相手側の正義としてはこうなるでしょう。

私の権利としては、相手は一時停止で待つべきであり、この道路を通る権利は私にある。
なのに侵入してきたということは、お前はルールを間違えたヤツで、私の通行する権利を奪った、私が正しさを主張してもよい存在だ

そうなんです。
この人「奪われている」わけなんですね。

奪われた人は、被害者になってしまうんですよ。

 

きっと、このおじいさんは「自分の常識に照らしあわせた時の正義には厳しい」はずです。
ということは、「自分の中の交通ルール」にも厳しく、今までずっと、相手にもそれを強制してきたのだなということが想像できます。

だっていまどき、相手の車からどんな人が降りてくるかも、分からないじゃないですか!(苦笑
すっごく怖い人が降りてくるかもしれないとしたら、こんな「恐ろしい行為」なんて、普通なら出来るわけもありません。

それが「いつもの事のように出来る」ということは、「ずっと今までそうしてきて、毎回、自分の正義が勝っている」実績があるからでしょうね。
田舎でお年寄りが道の真ん中を、「車が近くに寄ってきても」よけずに堂々と歩き続けられるのは、今まで車に引かれた経験がないからなんですね。

 

私の住む仁川って、何十年も住んでいるお年寄りが多いんです。
そして車で走ってきても道路の真ん中を、「この俺を知らんのかっ!この若造が!」って、わざと道の真ん中を通るおじいさんが目立つんですよ・・・(涙

今回のおじいさん、私は初体験だったのですが、非常に勉強になりましたっ!
世間って、色んな人がいるんですね。。。(遠い目

 

私はそれ以降、先ほどの道路では一時停止で待つことにしています。
だって、どんな人が対向車に乗っているのか、全くわかりませんからね。

本当に勉強になりました。
ああいう年の取り方はしたくないなと考えさせてくれましたから、人生には色んな人が必要なんでしょうね?(苦笑