「一所懸命やっているのに、何故かうまく行きません」
このような例は、少なくありませんよね。
昨日、こんな事がありました。
私が受けている、リハビリの時です。
私は週に2回、リハビリを受けています。
脳出血でなった、右半身麻痺に対するリハビリですね。
麻痺した右手に対するリハビリの中で、右手でボールを取るため、仰向けになってボールに手を伸ばすリハビリです。
私は全力でボールに手を伸ばしました。
ところが全力のはずが、どうしても肘が曲がってしまいます。
必死になって、伸ばそうとしているのに、です。
するとリハビリの先生が、「余計な力が入っているからですよ」と教えてくれました。
そしてその次は、先生の「言葉の誘導」に従って、「どこに力を入れて、どのようなイメージで」という指導を受けました。
すると先程よりもずっと楽に、肘が伸び、上にあがるのです。
先程は全力なのに肘が曲がり、上に行きにくかったのに、です。
もちろん、私が病気になったせいなのは、理由としては正しいでしょう。
でも一番重要なのは、「全力で、間違った方向へ頑張っている」事に、自分では気づいていなかった点です。
大体の方は、全力で頑張ってらっしゃいます。
真面目で困っている方ほど、全力です。
ところが、「全力の方向」を修正するだけで、簡単に良い方向に進むことが出来たりします。
しかも分からないのは本人だけ、かも知れないのです。
当事者にしか分からない気持ち、あるもんですね。
今回の件は、本当に勉強になりました。
ほとんどの方は、全力で頑張ってらっしゃいます。
なのに上手くは行かない方、いらっしゃいませんか?
当館の感情療法は、そんな方に必要かもしれません。
分かっていないのは、ご本人だけ、かも知れないからです。
うまく行かない理由を、私と見つけ出しましょう。
当館が全力でお手伝いしますから、大丈夫ですよ。