「営業なんですが、10回に2回くらいしか、成功しないんです」
40代の男性です。
お仕事の営業をする毎日で、成約されるのは、大体10回に2回くらいだそうです。
お仕事は成績にも厳しく、このままでは身も心も持たないとのことでした。
調べてみると、新人時代の修行中の経験が、今の考えを作り出していました。
「付いた先輩が苦労人で、『最悪の事態を忘れずに』と言うのが口癖でした」
この経験が「自分は最悪の事態に挑んでいる」と常に考えさせ、最悪の現実を見せつけていたのです。
思い込みは、その思いを現実化してしまう事があるのですね。
ここで「観念の書き換え」を行いました。
今の会社に入る時の気持ちを、思い出してもらう作業です。
この方は会社に入るとき、「俺がこの会社をもっと大きくする」と仕事に燃えていた事を思い出しました。
これは物凄いヤル気です。
「何だか凄く、爽やかな気分になりました」
楽になっていただいて、こちらも楽になれました(笑
実はそれから一月後、この方からメールをいただきました。
その後の経過を教えてくれたのです。
「あれから恐れに立ち向かうのではなく、希望の未来を時分が作っていると思えるようになりました。
成約率が2割だったのが8割に上がったため、支店でもトップの成績になり、ありがとうございます」
との事でした。
気持ちは現実を作りだす「素」となり、短期間で結果を出す好例になりました。
これからも素晴らしい現実、創りだしてくださいね。