「今日見てもらえませんか!
娘が自転車で、電柱に激突しちゃって!」

「そ、そりゃあ大変ですね!」
というわけで、その日の晩、施術をすることになりました。

話によると、走りながら自転車の前かごにあるカバンから、何かを取ろうとした時に誤って電柱にアタックしてしまったそうです。

「どんな格好で当たりましたか?」

「それが・・・どんな格好だったかも全く分からなくて(苦笑」

何処かに当たった太ももは青くなっているそうですが、それ以外には外傷は見えません。
ただし、右肩と左の背中に痛みが出てるということでした。

検査をすると、右肩に関節のズレや打撲・捻挫は無さそう。
でも、腕を回すと痛みが走ります。

「ほお、、なるほど。
これは『当たる瞬間の気持ち』が残っていますね」

つまり電柱に当たる瞬間、
「あぶないっ!!」
と肩周りの筋肉が、過剰に硬直してしまったんです。

で、実際には既に危険は過ぎたのですが、肉体が臨戦態勢を解くことをしてなかったんですね。

早速、緊急対応する肉体に、危険が過ぎ去ったことをインプットします。
そして、肩の筋肉に痛みがあったことを、「なかったこと」としてリセットしました。

すると、

「あれ?
全然痛くない。
不思議やな?(笑」

だそうです。

交通事故等の後遺症の多くは、事故当時の「感情」と「感覚」が残っていることに原因があります。
感情療法は既に必要なくなった「感情」や「感覚」をリセットすることで、様々な後遺症を除去することが可能です。

今回の件も、もう大丈夫でしょう。

ぜひ次回からは、自転車を止めてから荷物を探すように!