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こんな痛みは初めてだという男性がいらっしゃいました。
痛む箇所を詳しく伺ってみると、背中と脇腹の間あたりで、黙っていれば痛くなくても動かすと激しく痛むということでした。

「靴下を履いた時に急にきたんです。これってギックリ腰、ですかね」

まるで昨日のブログの続きみたいです。
もちろん、この痛みはストレスから始まっていました。

?この方は、仕事で一時的に業績が下がった月があり、今は復調しているのにもかかわらず、悪い時の成績がトラウマになっていたようです。
いままでずっと順調に業績を伸ばし続けていたので安心できてたのですが、今回の件で大きく自信を喪失してしまったのですね。

 

このような悩みは、男性の方に多く見られます。
男性は自分の価値を「お金をいくら稼いでいるか」で見る機会が多く、もちろんそれが社会的な評価にも繋がりますから、自分の稼ぎというのは大問題なのです。

つまり「稼ぎが減る=自分の価値が下る」のように考えてしまうので、過酷な自信喪失状態になってしまいます。
自身の存在価値さえ疑ってしまい、家族に申し訳ないとか、自分はダメだと決定づけてしまったりします。

 

当館の感情療法は、「本当に悩んでいるのは、どんなところか」を検査により導き出すことができます。
どんな状況にも理由があるのですが、悩み込んでいる人の場合、「自分が一体何に悩んでいるのか」さえ理解できていない事が多いのです。

今回の例でしたら、売上が下がった事で、何を悩んでいるのかは「自分自身では理解していない」状態でした。

なぜなら「売上が落ちたのは一時的だと、頭では理解しているのに、困っている」のです。
これは「問題はお金ではない」という事になります。

そして本当の問題は、「自信を持って安心して仕事をしていたのに、急に売上が下がることがあったので、安心していてはいけない!」と、自分で自分を不安にさせていた事です。
これでは自分で自分に「気をつけろ!」と言い続けて、一生懸命に不安にさせている状態になってしまいます。

状況は刻一刻と変化しますから、いつもと同じように努力をしていても、売上が変化することはあります。
ところが、ずっと好調である状態に慣れていたので、その「変化する可能性」があることを忘れてしまったのです。

つまり、順調であることが常識化してしまって、売上が下がることはありえないという思考になってしまった。
ところが「ありえないことが起きちゃった!」と、ショックを受けたのが問題の発端だったのですね。

今回は時間が足りなかったので完全には治りませんでしたが、「変化する可能性」を思い出しただけで、痛みは大きく改善しました。
この方はご自身でもEFTを学ばれているので、もしかしたら、このまま回復できるかもしれません。

 

自信とは、自分の存在や行動を支えてくれる「確信」の事です。
つまり自信喪失とは「自分を支えてくれるはずの背中に、力がなくなってしまった状態」という事が言えます。

つまり自信喪失とは、腰痛の始まりになりうる訳なのです。

背中とは支えるもの、背負うものです。
その重さが大きすぎて潰された状態が、ある意味腰痛など、背部の症状に繋がってしまうことがあります。

当館の感情療法は、その重さを軽くすることが可能です。
お悩みの方は、ご相談下さい。