どうにもご主人に甘えることができないという女性がいらしゃいました。
お話によると、頼り甲斐がある立派なご主人のはずなのに、自分が甘えることはできないという事です。
これはもしかして、と思い調べてみると、やっぱりという理由が隠れていました。
それは、父親との関係です。
この女性は、子供の頃に
- お父さんに「くっつくな!」と叱られた
- お父さんが疲れているので、迷惑をかけちゃいけないと思った
という経験があり、それが遠慮という形となっていたわけですね。
このことをお伝えすると、
「この人を見た時、大きくて、お父さんみたい、と思ったんです」
とのことでした。
つまり、ご主人とお父さんを重ねてしまい、ついつい遠慮していたんです。
こんな気持ちも、感情療法は綺麗にリセットすることが可能です。
夫婦といえど他人ですから、お互いを考え多少の遠慮が必要な場面もあるとは思いますが、過剰な遠慮は居心地を悪くします。
今回のリセットで、適度なリラックスできる空間づくりに貢献できたら、いいですね。