「空手で拳が握りにくくなっちゃって」 30代、趣味で空手をしている男性からのご相談です。
お話を伺うと、ある日の空手稽古の帰り道、急に車のハンドルが握りにくくなり、以降は空手の稽古でも拳の握りに違和感が出ているそうです。細かく調べてみると、どうやら親指に力が入りにくくなっていました。違和感の位置から調べると、どうやら胃に影響が出ているようです。
「この辺りに、なんか不都合があるみたいなんですが」私がみぞおちを指差すと、「ああ!その辺りに、前々回の空手でキツイ突き喰らいましたわ!」という事でした。とても強いパンチを内臓にうけ、胃を痛め、胃の経絡が影響を受けて、手が握りにくくなっていたと。久々でしたね、この手の症状は。
この手の症状は、痛めた瞬間の「刺激の印象」を、なくすと治ります。車の追突後遺症を治すのと一緒で、その瞬間の悪い印象を消すと、症状は治ります。今回の方の場合、みぞおちにパンチが入った瞬間、「こんな良いパンチもらって、物凄く情けない!」と思ったようです。この気持は、症状を長引かせます。
早速、みぞおちに手を当ててもらい、パンチが入った瞬間に思ったことを、呟いてもらいました。チクショウとか、もらっちまった、などです。時間にして、1分程でしょう。すると、「あ! めっちゃ手に、力が入るようになりました!」との事でした。これも一種のスポーツ障害になるのかな?
なぜか体調不良になったのなら、その原因は必ずあります。西宮市の健匠館では、体調不良の原因を掘り下げ、回復させています。