息苦しいという、新中学生になる子がいらっしゃいました。
少し前から咳が止まらなくなり、3日ほど前になって、やっと咳が止まったと思ったら、今度は胸が息苦しくなったということでした。
お母さんから見ると、何だかアレルギーではないかという予想で、これは健匠館だなと連れてきてくれたのです。
そしてその予想は、確かにアレルギーでした。
検査の結果出てきた原因は、黄砂アレルギーでした。
近頃考えていたストレスが、黄砂の飛翔という現象と結びつき、黄砂アレルギーとなってしまった訳です。
では、どのストレスが黄砂アレルギーを引き起こしてしまったのでしょうか。
深く調べてみると、「模試なんかするな!」という心の声が聞こえてきました。
どうやら学習塾での模試がストレスになっていたようで、一緒にいらしたお母さんからも、「そう言えば、塾の模試あたりから、咳が出だしたんですよ」との事でした。
最近の学生は大変です。
私の子ども時代と比べると、とにかく忙しすぎるのです。
そして「その忙しさは、自分の都合とは限らない」というところが、大人のストレスとの違いと思います。
学生の場合は、自分に「課せられた結果」の基準が、親や先生から見た都合で決められてしまうからです。
今回のケースでは、黄砂のアレルギーと、また別のアレルギー、それらアレルギーに関わるストレスの解消を行うことにより、症状は解消しました。
もちろんアレルギー症状は困りものですが、子どもを襲うストレスは本当に大変ですね。
ただ・・・私も親として、時々考えるんですよね。
「あなたのため」という保護者的な正義は、珍しくない頻度で、ついつい「押し付けになる」んです。
そして申し訳ないけど親として、我が子が宿題をしている横でいただくお酒が美味しいのは、「大人になった」という特権階級的な満足感なのでしょう。
本当に本当に思います、「大人になってよかった」って。
「今は勉強とか色々と大変だけど、いまに大人になって、美味しくお酒が飲める身分になりたい!」
そう思われるような大人になることが子供の幸せだと信じ、今晩も美味しいお酒をいただこうと思います。(笑