当館のパニック障害治療は、主にストレスや思い込み、過去のトラウマを解決することで効果を発揮します。
しかし最近、心の問題だけでは、パニック障害が完治しないことがあり得ると分かりました。
それは、アレルギーにより、パニック様の症状が出る症例が、見つかったからです。
最近見つかった、パニック障害に関するアレルゲンは、
- 人間
- 人混み
- 整髪料
- 外
などが挙げられます。
これらに対し、ココロではなく、カラダが反応してしまうことがあるのです。
通常、多くのパニック障害は、過去に自分が味わった環境と、その時に感じた感情により、発作が起きると考えていました。
しかし、これらアレルゲンが介在する場合のパニック障害は、気持ちには全く変化がなく、なぜか症状が出てしまいます。
通常、アレルゲンという定義は、何らかの物質に対して行われるでしょう。
しかし、ある特定の条件でさえ、「自動的にカラダが何らかの反応をする」のであれば、それはアレルゲンと定義することにします。
実際、母親が息子さんにアレルギー反応を示すことは以前からありましたし、ご主人のアレルゲンが奥様だったということもありました。
これらが影響すると、何ら悪い感情は持っていないのに、体調を崩したり、疲れやすくなったりするのです。
パニック障害も同じです。
「人間」や「外」などという、一見、概念的なものに対する体の反応が、パニックだったということですね。
これらの除去により、パニック障害の治療はより効果を発揮するようになりました。
そしてこれらの考え方は、うつ病に対しても有効です。
理由もわからず、なぜか特定の条件で発症するなら、それはアレルギー性の症状かも知れませんね。