パニック障害と診断され、長く苦しんでいる方のご相談が多く感じます。
パニック障害が死亡原因となることはありませんが、「死ぬんじゃないか」と感じてしまい、その恐怖感が普通じゃないんです。
ここで重要なのは、「私は死んでしまうんじゃないか」という恐怖感が一つ目。
あまりのキツイ発作に、「このままでは死んでしまう!」と思い込んでしまうんですね。
つまり、「自分はこの発作で死んでしまうんじゃないか」という気持ちが、どこかの時点から発生しています。
これが一つ目の関門。
これは意外と外しやすい感情です。
当館の感情療法で、比較的早い時期にリセットできます。
そして、最後の難関があります。
それは、「私はパニック障害が出る体に、変わってしまった」という思い込みです。
症状というのは、いつでも一時的なものです。
風邪を引いても、風邪を引いている症状というのは一時的で、必ず治るからです。
しかし、多くのパニック障害になったことのある方は違います。
パニック障害がでる体が通常で、症状が出ていない時があっても、それは「今回は一時的に大丈夫だった」と考えてしまうのです。
この思い込みがなかなか消えず、発作は1年以上出ていないのに、何だか怖いという日常生活を味わい続けがちなんですね。
この「私はパニック障害が出てしまう体に、いつの間にか変わってしまった」という思い込みは、なかなかの強敵です。
つまり、自分に自信が持てない状態になっている場合だと、その自信を取り戻すのに、少々時間がかかるんです。
この部分に限って言えば、個人個人の様々な自分に対する見方が関わっています。
親から言われたことや、自分で自分を信じられなくなった瞬間など、それらを徹底的に洗い出し、片っ端からリセットするのです。
誰も生まれつきのパニック障害はありません。
先天性の症状以外なら、当館のリセットにより改善する可能性があります。
当館なら、そのような方の助けになれると思います。