「とにかく、トイレに行けないと思うと落ち着かないんですよ」
40代男性からのご相談です。
普段の生活では特に問題はないそうです。
ただ休みの日に友人との買い物など、いつもとは違うところだとトイレの位置が気になり落ち着かなくなるそうです。
そして実際にトイレに行きたくなるので、不慣れなところでは毎回のように困っていました。
これは「過活動膀胱」と呼ばれる症状ですね。
Wikipediaによると
過活動膀胱(かかつどうぼうこう、overactive bladder、OAB)は泌尿器科の疾患であり、膀胱の不随意の収縮による尿意切迫感を伴う排尿障害である。
とありました。
簡単に言うと、「急にトイレに行きたくなり、その時の緊急性に困る症状」です。
この過活動膀胱という症状は、意外と多い相談です。
過活動膀胱にかかるのは男性の場合もありますが、圧倒的に女性の相談が多い症状です。
今回の女性は、やはり過去に過活動膀胱になる原因がありました。
10年ほど前、仕事の接待中にたまたまトイレに行きたくなり、すごく困った経験があったようです。
トイレには行きたいけど、どうしても今行く訳にはいかない。
「トイレに行かないともう我慢!」の限界というのが15分ほどつづき、その経験を二度としたくないため無意識にトイレを探し、トイレがないと思うとパニックのようになるわけです。
ご本人の中では「ついさっきトイレがなくて、すごく困った」という経験になっています。
本当は過去の経験なのですが、ほとんど現在進行形の悩みになっているのが問題なわけですね。
なので早速、トイレに行けず困ったのを「過去の話」に変えます。
「また困るのは辛い」から、「そんなこともあったな」と過去の話に変えるのです。
施術後はトイレのことを考えても、何も気にならなくなりました。
トイレに行きたくなったら行けばいい、と思えるようになったからです。
過活動膀胱にお困りの方、ご相談ください。
なにか先天性の病気を除いて、あなたの症状はもとに戻せるのです。