テニスをしているという、小学生の女の子が来館されました。
お話によると、昨年の夏に膝を強打してから膝の痛みが出だして、1年以上もテニスが出来ない状態らしく、病院ではオスグット病と診断されたそうです。
病院で治療をお願いしても、ただシップを貼るだけ。
さらに、それ以外の治療法はないと診断されたそうで、健匠館で何とかならないかというご相談でした。
検査をしてみると、何とか痛みは取れるようです。
原因は、1年前のストレスが胃に負担をかけていた事によるものでした。
1年前の夏、テニスの試合中に脱水症状を起こしてしまい、
「フラフラで、こんな私、ありえない!」
というトラウマが胃に残り、膝に痛みを起こしていたわけです。
その他、様々な症状があったのですが、ご予約いただいた初日の2時間でなんとか終了。
今回は北海道からわざわざ来ていただいていたのですが、3日間用意していたうち、1日目だけで終わりました。
後日メールで連絡があり、かなり激しく動いても大丈夫だったとのこと。
上手く行ったようです。
オスグット病はスポーツ障害の一つとして認知されているようです。
私見ですが、これは「スポーツを一生懸命する子は義務感が強く、その為のストレスも大きくなりがち」なのが原因の一つだと考えられます。
試合に勝とうと思うと妥協が許されず、しかし努力が必ず成果につながるかというと、勝負ですから、どこにも保証はありません。
しかし常に結果を求められる立場にあるので、本人的には「必ず勝つ」必要があり、色々と無理をしてしまうんですね。
親や先生の期待もかかるので、その期待に応えたいという思いもあり、この辺りが辛いところです。
職業的にスポーツをしている人にとって、ある程度の無理は必要かとも思いますが、素人の場合であれば、何事も「ホドホドに」という事を忘れてはなりません。
頑張ることは目的を実現させるために必要ですが、頑張り過ぎは「体に毒」となってしまいますから、長く楽しく続けるための工夫は必要だと思います。
スポーツはスカッと楽しく、ストレス解消にするのが一番ですね。