「もうダメだ!」 以前、あるセミナー中で、講師から受けた実験です。

まず2人1組で向かい合って立ちます。そして1人が腕を前に伸ばし、もう一人が伸ばした腕を上から押し下げます。この時、伸ばした腕はしっかりしていて、押し下げようとしても、なかなか下がりません。

ところが、腕を伸ばしている人が、「もうダメだ!」と言いながらだと、腕は簡単に押し下げることが出来てしまいます。「もうダメだ!」という言葉は、筋力を下げてしまうという現象を作るのです。

この実験で、「人は暗示にかかる」という事が分かります。セミナーには確か40名ほど参加していましたが、この暗示にかからなかったのは、私1人だけのようでした。ほとんどの人に、暗示は有効となります。

これを意識すると、世の中は「暗示だらけ」だという事が分かります。「三時のおやつは文明堂♪」とか、「関西電気保安協会!」など、『私達を思い出してください』のオンパレードですね。人の暗示はすぐ癖つくので、これを自分のために、使わないのは勿体ない。

一つ例を上げますので、お時間のある方は是非お試し下さい。次に上げる文章を、ただ数回読み上げるだけです。

『絶好調だから体が軽くて何でもできちゃう』

これを言うだけ。すると、なぜか本当に体が軽く感じます。体重は変わりませんけどね。

こういうのは、何でも構いません。「私美人」でも「私有能」でも良いんです。

西宮市の健匠館では、施術時間が余ったときなど、少し遊びを入れた実験も行います。どう思えば幸せに感じられるかなどの検査も出来ますから、ご希望があれば言ってくださいね。