「それはないと思います」
ある女性に言われた話です。
首が痛いとのご相談でいらっしゃいました。
検査の結果、職場の先輩に対するストレスで、首に痛みがでているようです。
なのでその事を女性にお伝えすると、本人から見ると意外だったのか、それはないと言われてしまいました。
「だって私、先輩を尊敬してますから」だそうです。
そこで先輩に対して、どのような経緯で尊敬に至ったのか、その過程を思い出してもらいます。
話によると、会社に入ったときの教育係が、その先輩だったようです。
そのせいか、先輩のイメージが「仕事のできる先輩」として、定着しているようです。
「そりゃあ仕事のできる先輩は尊敬しますよ」だそうです。
ところがいつも一緒に仕事をしていると、だんだん今までとはイメージの違う部分も見えてきました。
女性が仕事で分からず困っていると、「そこはこの前教えたから、なんとかできるでしょ」と先輩はいつの間にか教えたことにして、助けてくれないんです。
「先輩忙しいから、そんなこともあるんですよ」と先輩が助けてくれない理由付けをして、あくまで尊敬していることにします。
ところがそのような例が、あまりに多いことに気がつき始めました。
そのうち「私その先輩、、、かなり嫌い ですね」と、自分の気持ちに気付いてしまいました。
このように、「知らない自分の気持ち」というのがあるのですね。
ご本人の「先輩がキライ!」という気持ちを、許可が出たので取り除きました。
その結果、痛くなっていた首も楽になりました。
あとで聞いた話ですが、この女性は会社に見切りをつけ、転職したそうです。
その他にも会社の土壌というか環境などが、いろいろ問題点があったのでしょうね。
会社員は大変です、自分が偉い立場にいなければ、なおさらです。
まあ楽な仕事など、なかなかありませんけどね。
このように、仕事上の悩みなどでお困りの方はいらっしゃいませんか。
現状での悩み、この先の不安など、セッションを受けることでかなりスッキリすると思いますよ。
お悩みの方、ぜひご相談ください。
解決策は、決して我慢ではありませんから。