「どうして治らない人がいるんですか?」
今日の施術中に聞かれた言葉です。
この方の場合は、他の治療院で「完全には治らないので、改善した状態を保つのが大切ですよ」と言われたそうです。
しかし他の方に紹介されて当館に来ると、完全に良くなってしまい、とても不思議に感じたそうです。
因みに症状は「足首捻挫の後遺症」で、ずっと違和感が抜けない状態でした。
病院での改善は諦め、鍼灸や整体に通っていたそうです。
治る方と治らない方の違いは、「症状の原因を、正直に表現してくれたかどうか」です。
症状の原因を正直に教えていただくと症状は治り、ウソを教えられると治りません。
もしウソの通り施術しても、ウソの原因ですから良くはなりません。
当たり前ですよね。
ほとんどの方は「正しい答」を教えてくれます。
確率にして95%位の方々です。
しかし中には「正しくなく、ウソの答」を答えてしまうことがあります。
これが残りの5%の方です。
例えば「浮気したよね」と言われて「はい、そうです」と答える人は少なく、「向うがよって来たけど、ずっと我慢していた」なんて答えるかも知れません。
つまり「自分のプライドを守るため」のウソを付くわけです。
もちろん5%もの人が浮気をしている訳もなく、あくまで例としての話です。
ご自分のプライドを守った結果、正しい事が表現できないので、症状が改善しないと言う訳です。
しかし初めは嘘をついていた方も、続けていくうちに、本当の事を教えてくれるようになる方もいます。
そうした結果、治癒率は98%まで上がるのです。
初めは嫌でも、熱心さが伝わり、「そこまで頑張るなら、教えてやるか!」となるのだと思います。
本人の熱意が伝わったのでしょう。
以前、「良くならないなら、うちでは無理かもしれません」とお伝えしても、患者さんから「もうちょっと頑張りましょうよ!」と言われて、実際に治った方もいます。
これはもう、根性の勝利ですね。
逆に「このインチキ野郎! お前なんか本当は9割が良くならないんだろ!」と怒鳴りの電話をかけてきたおじいさんもいました。
まあプライドが余りにも高いと、難しい事もありますね、残念ながら。
そして私も、ある晩に頭が異様な感覚になり、自己検査をすると大丈夫なようなので寝たところ、翌日の朝に救急車で搬送されてしまいました。
なので昨年起きた脳出血の原因は、いまだに不明です。
ブライドって、難しいですね。
己の体験から、痛感しています…(涙)