自分の子供に対して、厳しくしなきゃと頑張っているお母さん。
しかしその頑張りが苦しくて、自分で解決することが困難になっていました。
なぜそんなに厳しくしようと頑張るのか、その理由は、過去の自分に対する思いにありました。
その思いとは、
「私は後悔している。もっと出来たはずなの私が、何で頑張らなかったんだろう。そんなん自分がすごく残念。過去の私は失敗した。もう二度と失敗や後悔をしたくない。でも私はこの子の良さに気づいているから、頑張らせなきゃかわいそう。私がこの子の良いところを伸ばす。それが私の役目」
という感じでした。
全ては本人のためという義務感から、自分のような後悔をさせないように、一生懸命厳しくしていた訳です。
一方、「この子を楽しませてあげたい」というのが本音もあり、それと比べると少々厳しすぎのようです。
そこで、自分が失敗したという気持をリセットすることにしました。
自分が失敗したので、この子には同じ目に合わせたくない気持ちが強いわけですから、それを取り除くだけでも随分と変わるはずです。
術後は心に余裕が出来たようですから、これでもう大丈夫だと思います。
ある程度、親の心に余裕が無いと、子どもの声が聞こえません。
子供に頑張って欲しいのは親として自然な思いですが、何事も程々にというのが、大きなストレスを作らない方法の一つです。