タバコを吸う腰痛の患者さんにいう言葉で。
「タバコを胸ポケットに入れちゃダメですよ!」
というのがあります。
タバコは体から離して、鞄や机に仕舞うべき。
そうしないと、体に悪い影響が出るのです。
体には、体表から数センチほど、反応してしまうエリアがあります。
これが何なのか、科学的に説明できるのか知りませんが、あるものはあるのです。
で、この反応してしまうエリア内に、何があるかが問題。
体に良いものがあれば、体調が良くなってしまいます。
逆に、体に悪いものがあれば、体に悪い影響が出ます。
そんな中、その体に悪いものの一つがタバコです。
これを胸ポケットに入れるとどうなるでしょう。
自分で実験してみると、すぐに分かります。
もしタバコが近くにあるなら、是非自分でも実験して下さい。
タバコの怖さが、よく分かります。
まずはタバコを体から離して深呼吸。
この時点で、自分の呼吸の深さを感じてみます。
で、次に“胸ポケットにタバコを入れて”深呼吸をすると・・・・?
なんと、前ほど息が据えなくなっていることに気が付くはず。
このことで、肺が弱くなっているのが確認できました。
これが何を意味しているのか、それが重要です。
タバコが体に悪いことを、反応してしまう「エリアが感じている」。
実際に体に入ったときの疑似体験を、反応によって体に教えているのです。
これが結果的に、どのように体へ影響するか。
肺が弱る→肩がこる
↓
膀胱が弱る
↓
背筋が弱る
↓
腰痛が出る
という機序となり、肩にも腰にも影響が出ます。
腰痛持ちの人にとって、胸ポケットにタバコは厳禁です。
タバコを体から離し遠ざけるだけでも、腰痛に効果があります。