「寝ているはずなんだけど、なんだかスッキリしないんだよなぁ。
何だか、ずっと考えているような、夢を見ているような・・・」
というご相談がありました。
早速検査をしてみると、
- 寝付きは悪くない
- でも早めに目が覚める
- 何か強烈な義務感がある
という結果が出ました。
どうやら、強烈な義務感によるストレスで、
覚醒障害(目が覚めてしまう)が起きているようです。
「何だか強烈な『やらなきゃ!』という気持ちはありませんか?」
とお尋ねすると、
「あと一週間で、仕事を退職しますのや」
とのこと。
更に検査をすると、
「何か退職に関係することのようです。
覚えはありませんか?」
「うーん・・・最後の挨拶、どないしようかなというヤツかな?
もう五十年も勤めましたんでね」
さらに検査します。
「・・・それだ!」
つまり、すごく強い義務感で
「最後を良い挨拶で締めくくろう! 失敗は許されないぞ!」
と考えていたのです。
強い義務感は、
「寝ている場合じゃない!」
という危機感を募らせます。
「らやなければ!」という思いで、頭がいっぱいになってしまうのです。
今回は、この過剰なまでのプレッシャーを取り除き、
リラックスした状態を作り出しました。
そして、安心して最後の勤務をお得られるイメージを入れて終了です。
今晩からは、ぐっすり朝まで寝られるでしょう。
実は私も会社員時代、このような心境を経験をしたのを覚えています。
日々を緊迫感に襲われ続けて仕事をしていると、
疲れているから寝付きはとても良いのですが、
なぜか早朝から、パチッと目が覚めてしまうのです。
野生動物がそうですが、緊迫していると、少しの物音でパチっと目が覚めます。
常に緊急事態なんですね。
逆に安心している室内犬などは、少々の物音でも起きません。
ペットショップの犬なんて、安心しきっていますから、仰向けで寝てますもんね。
ぐっすり朝まで眠れないのは、凄く損をしている気分になります。
睡眠に満足感が足りなくなるのです。
お困りの方、何か強い義務感に覚えがありませんか?
朝までぐっすり眠れないなら、お気軽にご相談ください。
一刻も早く充実した眠りを手に入れてくださいね。