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薬が効かない不眠症というのがあります。
初めのうちは効果が見られた睡眠薬が、いつの間にか効かなくなっているのです。

このような不眠症の場合、心理的な不眠を通り越して、アレルギーによる不眠症になっている場合がります。
そのアレルギーとは、ホコリやダニのアレルギーです。

基本的に「心理的ストレス」から不眠症になるわけですが、寝る前に色々と考えているうちにアレルギー体質になってしまい、不眠に効く「ストレスを和らげる薬」では対応できないのです。
アレルギー体質になってしまう原因はストレスですから、布団に横になってホコリやダニを感じている時に、ついついストレスとなることを考えていたわけですね。

体はストレスの影響によって、様々な症状を引き起こします。
不眠の場合は、筋肉に緊張が引き起こされるため、リラックスできず眠れなくなるようです。
こんな方にとって、首から腰にかけてのマッサージは筋肉の緊張をほぐすため、とても効果的に働きます。

ホコリアレルギーやダニアレルギーによって引き起こされる筋肉と、そのストレスの例を挙げると、

  • 首?肩周り:心配・恐れ・拒否など
  • 肩?背中:こだわり・怒り・気になる・情けないなど
  • 腰?臀部:不安・自信喪失・義務感など

となりますし、肩周辺の緊張は手の冷え性を、臀部周辺の緊張は脚の冷え性を引き起こします。
特に脚の冷え性は生理不順や不妊症にも影響するので、女性は注意が必要です。
あるいは背中の緊張がある場合、肺を弱くしている危険性があります。

ホコリアレルギーやダニアレルギーは、親から子供へと引き継がれることがあります。
つまりストレスを介在していない、先天性のアレルギーです。

ホコリやダニは呼吸器系に影響するケースが一番多く、生まれつき肺の弱い子供になってしまいます。
肺が弱いと肌が弱くなり、アトピーになりやすかったり、風邪を引きやすかったりする体質になりがちです。

また呼吸器系が十分な力を発揮できず、ねこ背になってしまうこともあり、ねこ背は腹部を圧迫するため、食の細い子供を作ってしまいます。
なので親がアレルギー持ちかどうかは、とても重要な問題なのです。

これから暖かくなると、逆に暑くて寝苦しい日も出てくるので、夏にかけて不眠症が増える季節がやってきます。
暑さで寝苦しいのは仕方がないですが、アレルギーには注意したいものです。