「背中が痛くて、息も絶え絶えなんです!」
そう言われる男性がいらっしゃいました。
どうも息を吸うだけで痛く、「もしかして心臓でも悪いんじゃないか?」と心配だそうです。
この症状で病院に行かれたとしたら、痛む場所から言って、恐らく「肋間神経痛」と診断されていたのではないかと思います。
ちなみに痛む場所は、肩甲骨の間の少し下辺りです。
検査をしてみると、原因はストレスでした。
仕事上の強烈な不安があったようで、それを取り除いたところ、激痛は随分弱まったようです。
そこでさらに残りの原因も調べました。
そして、次に出てきたのも「ストレス」ではありますが、このストレスをご本人に伺ってみると、「そんな小さなことで?」とおっしゃいます。
実は、ここが重要です。
本人が理性的に考えると「大したことじゃない」と思うようなことも、実際に体に与える影響が小さいわけではないからです。
落ち着いて考えてみると大したことではなくても、余裕のない時、忙しい時、イライラしている時に味わうと、結構なストレスに感じることが少なくないんですね。
今回の場合も、もの凄く仕事が忙しくて、余裕のないときに味わったストレスのようなので、大きく感じてしまったのでしょう。
それと同時に、それらのストレスの影響から石鹸アレルギーになっていたので、ストレスと一緒にリセットして完了しました。
激痛だった症状は、術後ほぼ痛みがなくなりましたし、恐らく一晩寝れば消えるはずです。
最後に、「絶対に体に何かあるって思ってたんですが、ストレスって怖いですね!」というお言葉をいただきました。
ストレスが体に与える影響は、計り知れません。
何かあったらまず病院というのは原則ですが、もし病院でも原因不明の痛みなら、ストレスやアレルギーの影響を疑う必用があるのです。
原因不明の痛みとは、例としては「神経痛」といわれるものの多くは、これ(=原因不明)に当たるようです。
原因不明だから、痛み止めという選択肢しか無いわけなんですね。
お心当たりの方は、一度ご相談下さい。