Some Other Factor / Kevin Steinhardt
解離性健忘と診断された方がいらっしゃいました。
数年前のある朝、目が覚めると何も思い出せなくなっていたそうです。
解離性健忘とは、強いストレスによって、必要な自分の情報を思い出せなくなった状態です。
実際に検査してみて分かったことは、
- 記憶に関する部分は問題ない
- ただし、記憶しているものを、顕在意識にまで上げてくることができない
という事で、簡単に言うと「本当は全て覚えているけど、思い出すことができない」となります。
今回の場合、本当の原因となっているのは、子供の時のトラウマでした。
そのトラウマが、「自分にとっての人生に対する考え方」を決定し、その考え方のためにある事件をキッカケに「思い出していはいけない」という強い決心を作り出し、最終的に解離性健忘という状態になってしまったのです。
施術後はスラスラと人の名前が言えるようになり、数日後に肩こりの治療でも来館されましたが、解離性健忘症は既に解消したとのご報告を受けました。