「経絡って、なんだろう」 日々考えていた疑問の答えが、昨年ひらめいたのです。
因みにウィキペディアで「経絡」を引いてみると、つぎのとおりです。
経絡(けいらく、Meridian)とは、古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛(気や血や水などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質)の通り道として考え出されたものである。経は経脈を、絡は絡脈を表し、経脈は縦の脈、絡脈は横の脈の意。
他にも「気血」というのは、エネルギーだと紹介されているサイトも存在し、要するに「鍼灸で言う『経絡』って、なんちゃらエネルギーが流れている通り道」のようです。もしかして、良くは分かっていない人が、書いているのかもしれません。具体的な答えを求める私には、チンプンカンプンな話です。
そこで新たに、健匠館による経絡の捉え方を紹介します。
経絡とは「意思のエネルギーが通る道」つまり「私はこうしたい」という気持ちが流れていて、その意思が何らかの理由で阻害されると、経絡に異常が起こり、体調に異常が起こる、となります。何らかの理由とは、主にストレスです。
過去に経験した患者さんの一人、「肩こり」の主婦を例に取ります。この方はひどい肩こりで、紹介で健匠館にいらっしゃいました。
肩こりの理由を調べると、お子さんの学校でPTAの役員が決まった時、「人前でスピーチを失敗したら恥ずかしい!」という強い恐れが見つかりました。強い恐れが「肩こり」を作る例です。
その後、経絡を操作して「恐れのストレス」を取り除くと、あれほど辛かった肩こりは、消えてしまいました。
本人に「平和にPTAを努めたいけど、スピーチに自信がないから、辛いなあ」という気持ちが強くあり、そのストレスが経絡の異常を作ったので、肩こりに苦しまされていたのです。
このように、「慢性の肩こり」を骨格矯正とか、マッサージで改善することは不可能です。骨格矯正やマッサージで改善できるのは、疲労だけですから。
経絡を刺激だけで改善する技だと、平凡な技術レベルの鍼灸では、超難問でしょう。もちろん達人なら別でしょうが。
あなたは下手な鍼灸院に通って、改善しない症状でお困りではありませんか?
西宮市の健匠館なら、あなたを悩ませる症状の原因を探し、解決しています。