「主人がいるときは大丈夫なんですが、家で一人になると、怖くて怖くて」 40代、主婦からのご相談です。
結婚された15年ほど前には、パニック障害のかけらもなかったそうです。ところが、ご主人の転勤あたりから体調を崩すようになり、パニック発作がはじまったそうです。
「転勤のときは、『来週、転勤な』と主人に言われて、すぐに引っ越すんです」
なるほど、不安定な生活が、パニック障害の原因ですね。パニック障害は圧倒的に女性に多く、私が見たかぎり、「安定できない」というストレスが引き起こしていると分かりました。今回の主婦の場合だと、「いつ引っ越しになるか分からない!」というストレスでした。いつでも引っ越せるように、荷造りしやすいように、家具を増やさず、いろいろと気を使うのも負担のようです。
検査をしたところ、「引っ越しばかりで、落ち着ける場所がない!」とお困りでした。そのストレスを取り除いたところ、怖さはなくなり、落ち着けたそうです。
パニック障害は、安定できない精神状態がつくります。今回のように引っ越しとか、職業の不安定とか、自身にたいする頼りなさも影響します。
西宮市の健匠館は、あなたの状況をお伺いし、パニック障害からの完全回復をねらいます。