「素晴らしい人になりたいんです!」30代、男性からの言葉です。

この方は真面目に、本気でこう思っていました。そこで「では、具体的には?」と聞くと、驚いて、黙ってしまったのです。

真面目に考える人は、理想ばかりで考える癖があり、具体的ではありません。そして具体的ではないので、行動する方法がわからず、「頑張らなきゃ」と思うだけで、体が疲れたり凝ったりします。 真面目だから、疲れて凝るのです。こういう人の親にも、同じ癖があり、子どものころから見習ってしまいます。

問題は、「素晴らしい」とか、「ちゃんと」などの言葉が、具体的ではないという点です。これが「素晴らしい言葉遣い」とか、「ちゃんと前を見て座る」であれば、具体的になります。

言葉は聞いた人が、それを実現できるものを使わなければ、意味がありません。このような点に気をつけるだけで、あなたの体は変わります。