「私は一生懸命なんです!」

たまにですが、このような方に出会うことがあります。

 

「ですから、そう考えるのではなくて…」

と、私はこのように『その考え方では、良くなりませんよ』とお伝えする。

 

ところが最後には、号泣されてお終いになる方もいらっしゃるわけです。

プライドが高すぎて、自分を変えることができない、そういう方はいます。

 

「どうもこの家族では、やっていけない」と、離婚したり家を出たり、

「この会社では、無理だなあ」と、会社を離れたり、

「この人たち、だめだ!」と、関わり合いを断ち切ることがあります。

 

問題は、相手が間違っているのか、自分が間違っているのか、双方が間違っているのかが、その時点では分からないこともある、と言うことです。

また、時と場合において、答えが変わることもあります。

 

私の判断はコレだから、と、人の話を聞けない方も少なくありません。

状況の変化を、理解できない方もいます。

 

そこで何を言いたいのかと言えば、『落ち着け』です。

この言葉は、自分自身に日々言っているものになります。

 

大体なにか考える時って、慌てていたり、深刻になっているものです。

ほとんどの方で、「どうしてあんなに困っていたのかな?」と、後で思うことがあるものです。

 

落ち着いて考えると、意外と大した問題でもなく、何とかできることは沢山あります。

その時はどうにもならなくても、時間が必要なこともありますしね。

 

そして最大の問題は、『一生懸命すぎる』という点なのです。

何かで頑張ると、一生懸命クセがつき、「私は正しい」という勘違いが起きるのです。

 

困ったときは、「落ち着け」と自分に呪文を唱えましょう。

落ち着けば、何とかなるものですよ。