「だって治るとは思えないんです」
40代の主婦からのご相談です。
この方はお子様を出産するまでは、何も支障なく生活されていました。
ところが出産後、自宅にいるとパニック障害に襲われるようになり、健匠館へご相談にいらしたという訳です。
「もうパニック発作は3年もないのですが、それはただ『運が良かっただけ』で、今日こそは発作が来るぞと思うんです」
このようなご相談はかなり多く、それもほぼ女性ばかりです。(男性は過去に3人だけ)
考え方の男女差はパニック障害の治り方によく見られ、男性は比較的すぐに治り、女性は長く期間がかかる傾向があります。
これは女性だと「気持ちを優先する」傾向があり、男性は「理屈を優先する」ためです。
例えば治療後、私が「もう大丈夫ですよ」と声をかけたとき、男女差に現れます。
男性は「そうか、自分はもう大丈夫なんだ」と思えますが、女性は「他の人なら大丈夫かもしれないけど、私はきっと違う!」と思いがちなのです。
大体このような女性には、過去に『自分を信じてはいけないと確信するトラウマ』があります。
私は大丈夫だと思ったのに、その自分に裏切られた辛い過去の思い出が、トラウマとして残っているわけです。
絶対に合格すると思っていた高校に落ちたとか、必ず上手く行くはずの取引に失敗した経験等ですね。
自分を信じると必ず痛い目に会うと信じているから、自分のパニック障害は治らないと信じる「保険」をかける訳です。
怖ければ怖いほど保険は強くなり、「私のパニック障害は絶対に治らない!」と強く思うようになります。
その強い思いを取り除かなければ、パニック障害は完治できないのです。
パニック障害がなかなか良くならなくて、お困りの方はいらっしゃいませんか。
西宮市の健匠館では、パニック障害の『治らない原因』を探し出し、根本から解決します。