
「ストレスなんて、どうやって消す?」これは多くのカウンセラーにとって、不滅の悩みだと思います。教科書通りだと、「鍛える」事でストレスに対応しようとする行為が多いからです。
初め、私は息子のアトピー肌を治そうと、EFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)という心理療法を学びました。EFTは指で体のツボを刺激して、主にストレスを取り除く、シンプルで奥深い手法です。EFTは上達すればアレルギーも取り除けて、私も初めは理想的だと思いました。
ところが私は、EFTに疑問を感じ始めます。「ストレスを自分で取り除くなら理想的だけど、他人に施して、お金を頂くにはイマイチな部分もあるな…」と考え初めたからです。カウンセリングと考えると「素晴らしい」のですが、時間性の施術には向かないと思いました。
その辺りから、検査法・施術法を考え始めて、現在の形になりました。具体的には、EFTでツボを刺激することから、ツボのある経絡を研究し、カイロプラクティックを参考に検査をつくりました。
研究から、経絡は「感情」の流れる通路と分かりました。言い換えると、鍼灸はストレス性の症状に効果的なのです。
経絡は気の流れだと気づき、これは気功的な作用を使い、改善ができることも分かりました。この手法は、静岡に大先生がいて、気功的な施術を学ぶことで可能になりました。
一番難しかったのは、「検査法」の確立でした。どうやってストレスを探すのか、お手本がなかったのです。ここで役に立ったのが「経絡」の存在と、カイロプラクティックの「アブライドキネシオロジー」という技でした。
特定のストレスは、特定の経絡に現れ、症状を作ります。ストレスに対応した経絡の乱れを気功的に正すと、ストレスは不思議となくなり、症状も消すことができました。
このように私は経絡とストレスの関係を、紐づけることに成功しました。研究を始めて、5年くらいの頃です。これには、読書好きな学生時代が生きたし、研究好きも生かされました。
もし、似たような好奇心を持つ人がいたなら、経絡とストレスの関係を研究することをお勧めします。将来的には経絡のプロ、鍼灸師が私の代わりになるのかも知れません。
怪我以外の症状なら、「ストレスを扱える鍼灸が最強」になると思います。まだまだ先の話ですが…
症状からストレスを探し、関係する経絡を特定、経絡の乱れを取り除く事で症状をなくしてしまう。これが健匠館の感情療法です。数名の医師からも好評で、鍼灸師からも感心された手法です。
頭の弱いオッサンでも作れたのですから、頭の良い方なら、更に素晴らしい手法が作れると思います。興味を持たれた方は、一度お試しください。